3/13/2015

№41 移民が日本を救う

  海外ビジネスに関わると、多様性について意識せざるを得ません。日本は、地理的に世界の端に位置しているため、比較的他国に侵略されずに、固有の文化を維持、発展させることが可能でした。新たな滞在者は、同化、同質化を求められることが多い社会です。

  日本は、少子化による労働人口減少と高齢者急増で、財政破綻が迫っています。移民以外に解決策がない状況です。かつてヨーロッパがたどってきた道のりです。ドイツは、トルコ移民、英国、フランスは旧植民地からの移民で、国力を維持しています。

  日本も旧植民地であった朝鮮系の移民は、人口の2%ほどいますが、日本人に同化したライフスタイルであるため、救世主とはなっていません。一方、比較的同化しない、ブラジル系は出生率が高いのですが、日本の景気悪化により、帰国が相次いでいます。

  同じく出生率の高いフィリピン系は、ビザの要件が厳しくなった影響で、かつてほどは増加していません。かつては、稼げる日本でしたが、円安の影響で収入が目減りして、シンガポール等に比べ魅力にかけます。1970年代まで、豊かでない日本は南米等に移民を受け入れてもらってました。今こそ多様性を受け入れて、若い移民の力を借りる時ではないでしょうか。

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